祝い着
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娘に『女の子』とわかった時から、
呉服屋さんの前を通ると、
祝い着が気になりだした。
色は水色。
こういうのがいいなと!
赤やピンクはよく見るので、
少し違った色がいいなと。
今時は、レンタルもあるし、
こだわらずにそれが良いと、
思った時期もあったのだけど。
もう十数年前、
薔薇の館さんが、
お孫さんの被布を縫う話をしていたのが、
頭の片隅に残っていた。
先の長い話だけど、
娘の女の子が結婚し、
再び女の子が授かったら、
その祝い着を、宮参りに使ってもらったらいいなあと。
その前に七五三の三歳のお祝いの時、
その祝い着の袖を丸くして貰い、
あげを沢山して、
被布を着て、
神社にお参りしてくれたら嬉しいなあと。
だから私の喜びのために、買うことに決めた。
二軒まわって一枚だけあった水色の祝い着。
「手毬は厄除けなんですよ。」と、お店の人。
スマホで写真を撮り、
仲の良い方にみていただいたら、
その方も「水色いいね」と言われたので、
背中を押してもらった。
「着物の管理は大変だわ」という娘の言葉に
では、私が管理をすれば済むこと。
パールトーン加工をしてもらい、
私の手に届くことになった。
孫ができるということは、
こんな喜びも、
味わうことができるのだと、
幸せな時間をかみしめている。
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