居酒屋ばあば
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『人生フルーツ』の続きに見た
『希林の居酒屋ばあば』
これも味がありました。
東海テレビが作った番組で、
「一度居酒屋に行ってみたい」と、
89歳の津端英子(つばたひでこ)さんが、言ったことで、
樹木希林さんと居酒屋へ行くことになりました。
二人で食べながら飲みながら、話をしてくださった。
英子さんはビールを少し。
希林さんはビールに焼酎のお湯割りで。
場所を津端家に移して、ばあばの女子会は続きます。
興味深いお話がたくさんあって、書ききれません。
その中でひでこさんが、
『時をためる暮らし』と言った時、
希林さんが「良い言葉ですね」と、誉めました。
ひでこさんは結婚したら、
機織りをしたいと思っていたそうで、
ご主人のお給料の中から、
30代40代で機をそろえ、
50代から織り出したそう。
娘が嫁ぐとき、
かんとう縞(と、聞こえたのだけど)の布団の布を
織りたいと思ったこと。
孫の花子さんの
七五三の着物の布地を織り、
晴れ着を作っておられたこと。
一度にはできないことを、
毎年少しずつ経済的なことも含めて、
積み重ねる・・・そのように受け取った。
希林さんも何もかも焼けた終戦後、
ひな人形が欲しいと、
最初は一段目を、
次はと段々そろえたそうだ。
「揃えたとき達成感があった」と、言われた。
「時をためる暮らしとはそういうことなんですね」と、希林さん。
食について、死についてなど、
年を重ねたお二人の話は興味深いものでした。
最後は、ひでこさんの手作りケーキやお菓子で
「もういいでしょう?さあ、皆さん頂きましょう」と、
スタッフたちを誘う希林さんの姿が印象的でした。
このばあばの女子会も見ごたえがありました。
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