文楽へのとびら
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文楽なんて、よくわからないけど、
ルネッサながとへ、行くより近いしと、
軽い気持ちで、事前申し込みを!
「12月に申し込んで、3月まで覚えているかしら?」と、
不安はあったけど。
途中、
【400名になりましたので、締め切ります】と、あった。
感想は、面白かったのひとこと。
ただ、演目を見るだけだと、そう思えなかったかもだけど。
太夫、三味線、人形遣いのそれぞれの解説で、
面白さ、素晴らしさが倍増した。
それはお隣さんも言ってたし、
会場の雰囲気でもわかった。
開場よりかなり、早めに着いていたのだけど、
人がだいぶ並び、
最後尾のプラカードを持つ人が、もう立っていた。
県外の人が多いと、会館の人が言っていた。
「太夫は、分かりやすく言えば、姿の見える声優。
ただ、声優は、
ドラえもん、のびた、しずかちゃんとそれぞれの人がいるけど、
太夫は、一人で役の人の声を全部出します」と言って、
女性の声、男性の声、お年の声、若い声を、聴かせてくれた。
マイクなしで、三味線の音に負けず、
これだけの声をだすのは、大変だと、わかった。
三味線は、二人並んでいた。
象牙でできたバチは、大きかった。
悲しみ、驚きを、バンと、バチを叩いて表したり、
心模様を、つらつら流れるように弾いたり。
観客からひとり、
三味線のご指導があり、
笑いや拍手で、なごやかだった。
面白かったのは、人形遣い。
三人遣いをみせてくれた。
文楽では首と書いて『かしら』と読むそうだ。
かしらと、右手を操る主遣い(おもづかい)。
左手を操る左遣い(ひだりづかい)。
足を操る足遣い(あしづかい)。
おもづかいは、顔が見えるけど、後の二人は黒子。
顔や手足を動かしながら、説明してくれた。
髪の毛は、
人間の髪とチベットのヤクの毛を使って動きをだし、
目や口など動かす道具の中で、
クジラのひげが使われたり、驚くことばかり。
まだまだ、沢山あるけど、書ききれない。
大人ばかりの中に、小学生がひとり、母親と来ていた。
一番前で見ていたけど、
おもづかいが、
観客から3人を選ぶとき、
手を挙げていたから、
あの子もきっと感動したに違いない。
今年で3回目だそうだけど、
行って良かったと、思った。
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