早川ユミさん
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「畑のおくりもの経済論」
・・・とは言うものの、
高知県の県民一人当たりの所得は201万円で
47都道府県中、最下位になったそうです。(*)
お金のものさしでは最下位でも、
谷相(たにあい)では、
みんながおすそわけをするので、
野菜やたべものが、おうちのあいだを、ぐるぐるまわっているのです。
そのうえ、かぼちゃ貯金やおいも貯金、お米貯金がある。
村の人々の台所は、自給率が高く、
お金ではなく、畑とつながっています。
最下位なんか関係ない。
つまりしあわせは、お金じゃないということです。
お金のものさしではなくて、
野菜やお米のものさしにしたら、
谷相はゆたかです。
お金に依存しないおすそわけ経済、
おくりもの経済という、
土から、地べたから見る経済こそ、
これからのにっぽんの、
高知の歩む道ではないかと思えるのです。
(*)は、2012年高知県の発表によるもの。
少し前に、図書館で見つけたこの本との出会いでしたが、
山口市のチャレンジエコライフ2017に参加して、
京都教育大学の山下宏文先生の講演を、拝聴しました。
その中で何回か、「持続可能な社会」という言葉がつかわれ、
「持続可能」という言葉が、
早川ユミさんの本と繋がりました。
早川ユミさんは、この春、下松市と山口市のお店にも、みえていたのですね。
ひょんなことから知り、
私は全国区の人とは知らずに、偶然、本を手に取りましたが、
来年みえることがあったら、是非、のぞきたいと思います。
勿論、お金も大切です。
でも、お金はすべてではない。
お金をだして、買うだけの生活は、どこか片寄るだろうと思います。
なんでもよい・・・
手芸でも、木工でも、DIYでも、何かの修理でも。
藁をなうことでも。
団塊世代は、藁をなえますが、私はできません。
あと10年もしたら、藁をなう人いなくなり
地域の祭りの形も変わるのではと心配になります。
買えばあるけど、
どこのお爺ちゃんもしてた風景が、なくなります。
手を使うことの大切さ
手仕事で得られる、心豊かな時間
満たされる気持ち
忘れてはならないことと、思います。
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