しんみんさん
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つゆくさを見ると、坂村真民さんの詩を思い出します。
『念ずれば花ひらく』で有名ですが、
『二度とない人生』という詩のなかに、
つゆくさが出てきます。
ずっと若いころ知ったこの詩ですが、
久し振りによんでみました。
二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛をそそいでゆこう。
一羽の鳥にも
無心の耳をかたむけてゆこう。
二度とない人生だから
一匹のコオロギでも
ふみころさないように
こころしてゆこう。
どんなにかよろこぶことだろう。
二度とない人生だから
いっぺんでも多く
便りをしよう。
返事は必ず書くことにしよう。
二度とない人生だから
まず一番身近なものに
できるだけのことをしよう。
貧しいけれど
心豊かに接してゆこう。
二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいの不思議をおもい
足をとどめてみつめてゆこう。
二度とない人生だから
のぼる日しずむ日
まるい月かけてゆく月
四季それぞれの
星々の光にふれて
わが心を洗い清めてゆこう。
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